環境への貢献
山田商会のCSRの取組み
中圧鋳鉄管活管分岐工法
鋳鉄活管分岐工法とは
中圧B の鋳鉄管ラインにおいて、減圧等の圧力操作を行うことなく、新設管の分岐をする事を可能とした工法です。
工法概要
●装置
ダクタイル鋳鉄管で管径Φ150、Φ200、Φ300から分岐管径Φ150、Φ200を分岐する事が可能であり、既設管の埋設深さにより、上方取り出し、下方取り出しと選択することができます。
●材料・装置
配管材料
分岐スリーブ、フランジ付ベンド等
分岐用装置
簡易貫通型穿孔機、切粉除去工具等
分岐スリーブ
穿孔機
切粉除去装置
●施工手順(例:下方取り出し)
(1)活管分岐スリーブの取付け
位置を決め、既設管を清掃し、Oリング、活管分岐スリーブを固定します。
(2)耐圧・気密試験
上下のスリーブを接続し耐圧・気密試験を行い、活管分岐スリーブの取り付け状況を確認します。
(3)シャッター装置取付け
横側シャッターフランジを取り外し、活管分岐スリーブからのガス漏出を防ぐためのシャッター装置を取付けます。
(4)穿孔作業
シャッター装置が開の状態を確認し、穿孔装置、圧力調整ユニットを取付け、穿孔をして、エアーパージを行い、シャッター装置を閉にした状態で穿孔装置を取り外します。
(5)切粉除去作業
切粉除去装置を取付け、シャッター装置を開にして切粉の取り除き作業を行う。終了後シャッター装置を閉にして切粉除去装置を取り外し、遮へいフランジを取り付けます。
(6)シャッター装置取外し
シャッター装置を取り外し、シャッターフランジを取付け後、漏洩検査を行います。
(7)外面シール剤注入
(8)作業終了
効果
1. ガスの噴出がないため安全に作業が行えます。
2. 掘削箇所が少なくなることにより、交通規制等を緩和できるため、施工箇所周辺のお客さまへの影響度を低減することができます。
3. 圧力操作をする必要がないため、人件費が削減でき低コストで施工ができます。
4. 施工方法を検討する事により、エアーパージの時間をピンポイントに調整する事ができるため、お客さまの都合に合わせることができます。
適用範囲
埋設管種
ダクタイル鋳鉄管
元管口径
150A~300A
分岐口径
約30~70m程度(施工方法により100m以上可)/1日
適用圧力
中圧B、低圧